萩谷界隈うろうろヨタヨタ

そのへんのヲタの日記帖 2019年1月10日復活 萩谷慧悟くんとその仲間たちのこと

不在の存在感 / JOHNNYS' YOU&ME IsLAND 2017/9/29の話

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この秋の帝劇『JOHNNYS' YOU&ME IsLAND』は、記憶に残る公演になった。

自分にとって初めてのことが起きた。萩が居るか居ないかわからない公演で、ほんとうに居なかったことは、幸運なことにこれまではなかった。しかも不在の原因が全くわからない。いろいろな想像はできるけれど、想像なんかに用事はない。ただ、一幕まで出ていた出演者が二幕から居ないということは、それなりの理由であることはうっすらとは感じ取れる。9/29昼公演のことだった。自分はその日の夜公演のチケットをもっていた。前楽。これで見納め。

その前に観たのは9/24夜公演。もうこれが最後で全く悔いなし、という内容だったし、ほんとうに良い席・場所から観ることができた。9/29夜公演の席は、ちょうどこの日のほぼ逆側の同じ列。帝劇公演をこれほど臨場感のある席で2公演も観られるなんて。運がよかったなあとのんびり構えていた。もうほんとうに満足していたので、9/29夜は気楽に楽しもうというくらいの気持ちだった。

Twitter等で見る限り、昼公演の二幕、彼のセリフは代打で誰かが言い、代わりのきかない演目では構成自体が変わっていたようだった。二幕のLove-tuneの見せ場では、ドラムセット自体が出てこず、真田のギターで凌いだらしい。

 

夜公演には、予定よりだいぶ早く向かった。早く行ったところで何が変わるわけでもないけれど。ステージフォト購入希望者の入場の列に早々と並ぶ。帝劇の前の柱のLove-tuneを眺めた。萩が微笑む写真が眩しい。夜公演に居てくれれば、ひとまずの無事がわかる。入場列には西日がさしていて、もうそれなりの長さになっていた。

その日は買えるだけのステージフォトを買った。もともと2種だし、大した枚数ではないし。あれを5枚とこれを5枚と注文した。それから幕があくまではけっこう長くて、しばらく座ってぼんやり待って、ぎりぎりに自分の座席へ向かった。ステージがとても近い。

今回、チケットを交換していただいた方がそのあとすぐにやってきた。萩のことは当然ご存知で、自分も「いや参りましたよねえ びっくりしちゃって」とかそんなことを軽く話して笑って見せたのだけれど、おそらく全く笑えていなかったのではないかと思うし、とても気を遣わせてしまっただろうと思うと只々申し訳ない。久々にとても良いご縁だったのに。楽しくおしゃべりしたかったな。

 

その後すぐに暗転。前楽の幕があく。居るのか居ないのか。冒頭のシーンでは何もわからない。しばらくたたなければ。幕があいた瞬間は眩しかったけれど、でも、驚くほどステージの光が暗く見える。こんなにもステージは近いのに。 

Love-tuneの登場シーンはすぐにやってきた。下手側の小部屋には全く人の気配がない。すぐにわかった。けれど、しばらくずっと見上げていた。

ステージに居ないこと自体がどうこうよりも、ここに居ないということはつまり萩に何があったのか、もうこれでわからなくなった。もちろん彼のことなので、一幕が終わるまでわからないし、二幕が始まって仮に居なくても、終わるまではわからない。過去にも、間に合えば途中からでも出演してきた人だし。

(彼が高1の頃の話だけれど。高校の授業が終わってからすごい半端なタイミングでステージに出てきたときのこと思い出す。初年度のジャニワ。その前も。ずーっとそう。少しでも出れるなら出る。今日居ないのは、だから、出られない理由があるんだ。いまわかる事実はそれくらい。と、ぼんやりと、そんなことを考えていた)

それにしても自分でも驚くほど情緒不安定になったことはよく覚えていて、やっぱり単純に、そこに居るべき人が居ない事は堪える。

でもあの日に自分の目でステージを観ていなかったら、どんなに不在の存在感が強かったか、誰も教えてくれなかったと思うし、伝聞では実感できなかった事でもあるので、そういう意味では9/29夜公演に対しての後悔みたいなものは清々しいほどない。

 

一幕。スネアは最初の萩の立ち位置は空きっぱなし。たぶん反対側の誰かもそれに連動して不在になっていたのだと思う。それよりも強烈に萩が居ないと感じたのは、スネアの音。ちょうど数日前9/24に同じ列の逆側で観劇していたので差がとてもよくわかった。あの円になって回りながら叩いて行くところ。メリハリを感じる一番強く叩く音がほぼ感じられない。わりと平坦なリズムが続く。ちょっと驚くほどに違う。9/24に聴いたときにもそれははっきりとわかったのだけれど、居なくなるとこんなに違うものかと思うほど違っていた。空気がピリッとするような音が足りない。でも、それを気に留める客はおそらくほぼいないだろうし、それでいいのだ、とも思う。

 

その後の『烈火』の殺陣シーン。赤の軍は本来4人だ。下手の端から登場。その日は3人。ここに居ないことが一番堪える。何か手元に握りしめてステージを観ていた。

萩が居ないステージはとても広い。全体が見える。顕嵐が敵勢を捕まえ、背中から押さえてそのまま後ろから刀で首を掻っ切る、なんて場面は初めて見た。上手側で繰り広げられていた萩長VS美勇人のやりとりは、長妻VS美勇人の一騎打ちに変わっていた。あの真っ赤な龍が出てくる瞬間もたぶん初めてちゃんと見た。なんなら全く龍の姿を見ないで終わる時もあったくらいだったけれど。

萩が居ないステージだったけれど、不在の補い方、削り方が手厚くて。何と言っても『烈火』。萩のソロは他の誰かが歌うのではなく、スポットライトが真上から床に当たり《ヒリヒリして》の音だけが流れていて、誰の声も聴こえなかった。

誰かが代わりに歌うことは当然出来たはずで。むしろそうするほうが自然だと思う。だから誰の声も聴こえなかったときに何か耐えていたものが切れて、そうか萩の穴は埋めなかったのか、埋めずにそのまま、あいたままにしてくれたのかと。もちろん、そこは放置するのがベストというもっとドライな判断だったのかもしれないけれど、ほんとうの理由なんてわからないのだからどちらでもいい。ただ、私はこのジャッジにとても心が揺さぶられたし、スポットライトが当たる様子も照らされた床も、ほんとうによく覚えている。

 

ほかのシーンのセリフはたいていLove-tuneの誰かが代わってくれていた。一番最初の台詞は誰かが(安井さんか?)、戦争シーンはほぼ長妻が代打をしていた。モロのワイヤー取りも。台詞は萩とは全然雰囲気が違っていて、とてもがむしゃらな青年だった。「帰らなきゃいけねえんだよ!!」って。とてもよかったよ!

五輪ハム機は最初にちゃんと五台ステージに出てきてた。五輪だしね。最初は長妻がいつもの真ん中のリングにいたけど、すぐに手前の萩のリングへ移動。そこでパフォーマンス。緑に光る色もそのままだった。

萩が両ひざ立てていた場面では、みゅーさんが代わりにそこにいた。両ひざ立てて手前に。とても穏やかな笑顔を見せていた。

 

その後、二幕が始まっても事態は変わらず。

 

二幕のヒンデンベルク号では、昼公演同様のえるが代打。のえさんがステージ手前に出てきて、そのまま一気に萩の台詞を。のえさんは客席に向いてレポートしているテイのせいか、ヒンデンベルク号が墜ちたことに一瞬気づいていない様子。周りから少し遅れて墜落に気づいて… というように見えた。夜公演では台詞はしっかり入っていて、さらに細かい芝居も入れてきて、さすがという印象でした。

二幕は萩谷紫耀の睨み合いが好きだったけれど、あそこは台詞とそのくだり自体がなかったと思う(それに相当するつなぎの台詞は別途真田か誰かが言っていたようだった。その他の台詞は顕嵐ちゃんが担当)

 

二幕、Love-tuneの見せ場(♩bad luck good luckの場面)。ドラムを中心に溜まっている「まともじゃダメなんだ」のシーン。もう全然違うんだ。母艦がない。昼公演の様子を読んでいた通り。あの場面転換というにはあまりにドギツい音のドラムがない。真田のギターから始まる。長妻が物凄く飛ばしている。「竹やりで〜!」の台詞は最後が舌回ってない。台詞のあと床に転がる。ヘラヘラと笑いながら。安井さんが長妻の服の一部をぐいっと掴んで「ホラ立てよ」といった様子で立つよう促してから、頭をポカッと後ろから叩く。まだヘラヘラしてる長妻。それ見てケタケタと笑ってるモロ。...萩メインで見てるとこのへんは初見の気持ちになるな。「まともか?」の代打は真田だった。 

 

もともと萩が出ていない場面は意外と気持ちが切り替わり、ちゃんと楽しんだり感動したり笑って手拍子しながら観ることもできた。赤Tのアクロバットは毎回ほんとうに楽しみだし、全体を通して好きなのはTJ&大勢で魅せる『夢のハリウッド』と映像も見事なPrince『描いた未来 -たどり着くまで-』。かいちゃん劇場も楽しかった!(ほかにもたくさんあるけど細かいことはTwitterで) 

 

沈んだり上がったりダメージ受けたり大丈夫になったりの繰り返しだったけれど、最後は笑っていっぱい拍手をしようという気持ちはあったんだけれど。LGTEだったと思う。そこに居ないのを観たら、突然いろんな気持ちが崩れてしまってダメだったなあ。エンドロールにはいつも通りの萩が微笑んでて、当たり前だけれど名前もちゃんとあって。それがまた。そして最後に黒金スーツのLove-tuneが出てきて。晴れ晴れとした笑顔で。もうほんとうにダメだった。いま思い出してもダメだ。

つまり、Love-tuneとは萩谷くんであって。いやもちろん違うよ。萩はLove-tuneを構成する一人にすぎない。でも、自分にとっては萩が居なければLove-tuneとは一体何か、というところにまで行き着くものでもあって。でもでも、Love-tuneという塊のことはとても好きだ。ここに萩が居てよかったとほんとうに思う。そういえばつい最近も、夏のTDCで顕嵐がいないLove-tuneもみゅーさんが居ないLove-tuneも見た。その公演では当然のように『CALL』をやらなかった。『烈火』のソロの穴をあけたままにしたことと繋がることのようにも思える。そういう気持ちは伝わる。そりゃ好きになるよ。

でもやっぱり最後に晴れ晴れとステージに立つLove-tuneの中に萩が居ない事はほんとうに感情的には耐え難く、手に何か握りしめて鼻と口を押さえてなるべくうるさくないように静かにしなきゃと踏ん張っていたんだけれど、目の先できらめくLove-tuneを見ているとほんとうになんとも形容しがたい気持ちになった。

その瞬間、ステージの真田と目があった。よくわからないけれど目があったまま、ただ凝視していた。しばらく目があっていて、たぶんいろいろとバレている感じで。こういうのは大抵気のせいだなんてよく言うけれど、気がする、と、合っている、は全く違うというのはよく知っている。少し視線がはずれるのだけど、そのあとまた真田の視線が戻ってきて。思い出せないけどたぶん「なんではぎやくんいないんですか だいじょうぶなんですか どうしてですかなんでですか」みたいな酷い顔してたんだろうなあ。なんだかもう申し訳なくなって今度はこちらが目をそらすと、そのそらした先に美勇人が見えて、肩を組むようなポーズをしてものすごい笑顔。その隣の安井さんもみゅーさんが肩を組んだあたりのスペースをあけてニコニコしてる。はぎちゃんかー そこにはぎちゃん居るのかー 空気萩谷くんかー ってもうたまらなくなって。そして再び真田を見たら、おもちゃのタイコ叩くみたいに大げさにスネア叩く真似をしていた。子猿のおもちゃみたいに道化た感じに。只々、みんな優しいなと思いました。素直に。

そういえば、自分は見えていなかったのだけれど、モロも真田と一緒にエアスネアをしていたようだった。このときの長妻と顕嵐ちゃんのことはわからない。けど、エンドロール前、白スーツでステージにずらり一列に並ぶとき、萩の立ち位置の最上手にいたのは顕嵐ちゃんだったな。2人ぶんのスペースにドンと立っていたなあと、思い出したり。

とにかく最後はきちんと精一杯の拍手が出来て、ほっとした。足元に散らばる紙吹雪みたいな星は持ち帰らなかったけれど。 

 

初めて、観劇直後に、その場で書いた。それこそ2分くらいで。勢いで書いて封をして箱に落としてきた。それが届いたかどうかはわからないけれど、翌日の千穐楽のステージに萩谷くんは居てくれて、出られる場面だけ出る、というほんとうにきわどい状況だったようだけれど、でも、居てくれた。千穐楽のステージにもし居なかったら、何もわからないところだった。

その後、どうなっているのかも実際のところはこちら側からはわからない。公式SNSでもあったら教えてもらえるのだろうかね。「昨日は心配かけてすみませんでした!!!」なんて言葉がTLを駆け抜けるのかな。いやリアルにそうなってほしいと思ってるわけでもなんでもないのだけれど。なんとなく書いてみただけ。

 

後日、そういえばと思って見直した(控えは撮っておいた)。まあなかなかに酷い走り書きだったけれど、この先、そう何度もこんな文は書けないだろうなあとも思った。

そして決まり文句はこれだ。

 

次は、Zepp DCで!!! 

 

次は何処其処でと言えることはほんとうに有難いこと。次も次も、できたらその次もずっと。それまで雑誌記事など眺めながら。ここしばらくの記事はどれも素晴らしかったよ。知りたいことがたくさん書いてあった! 答え合わせにニヤニヤしながら、次を待ってる。

 

次は!!!